知ることの重要性「建設業×Microsoft365編」
はじめに
「知る」とはなんでしょうか?
「知る」ことに何の意味があるのでしょうか?
「知る」と何が起こるのでしょうか?
今回は、建設業で「Microsoft365」を知り始めた私の経験に基づく、メリットや効果をご紹介したいと思います。
特に、会社の働き方を改革せねば!と新しいツール導入を検討中の方におすすめです。
建設DXの現状
建設業は2024年から適用された残業規制により、今までよりもさらに働き方改革が迫られています。人手不足も重なり、生産の現場である工事現場で働く人々の生産性向上の重要性は喫緊の課題として常に存在しています。
IT化の進んでいない建設業に、働き方改革が重なると何が起こるでしょうか?
DXやIT系の企業から、そんな建設業は格好のお客さまとなっています。チャットツールや報告書を兼ねた、社内で使えるツールなど。大量の建設DX系の会社が乱立しています。
良いこと尽くしのDXツール?
ではそれらのツールは本当に良いものなのでしょうか?使えるものなのでしょうか?
パンフレットやHPは、とてもシンプルでわかりやすく、いかにもITに詳しくない人でも誰でも使えますよと言っています。社内の勤務報告や経費精算の機能まで兼ね備えているものもあります。
確かに、社内にすでに基幹ツールのない中小企業には良いツールなのかもしれません。ただ、すでに基幹ツールが存在している企業にとってはどうでしょうか?特にMicrosoft365がすでに導入されている企業は?
そう、大抵のことはすでに導入されているMicrosoft365でできるのです。とっつきやすい目新しいツールに惹かれて、無駄な支出をする前にもっとやることがあるのではないでしょうか?
なぜMicrosoft365に目が向かないのか
では、なぜMicrosoft365に目が向かないのでしょうか?
どんなソフトがあるのかと聞かれると、多くの人はExcelやPowerPoint、Word、teamsという回答をするでしょう。しかし、実際には他にも、PowerBIやForms、Lists、PowerAutomateというソフトも存在しています。
一言にMicrosoft365といっても、前述のソフトだけ知っている状態と、後述のソフトも知っている状態ではできることが全く変わってきます。
そう、多くの人は知らないのです。知る機会もないし、知る由もないのです。自分の近くにたまたま詳しい人がいたり、会社として大々的に展開していない限り。結果として、そこに目を向けることもなく、新しいツールの導入で何とかしようという発想に至ってしまいます。
ゼネコンマン的おすすめ機能
ここからは、ゼネコンマンのtantanがおすすめする、Microsoft365の機能を紹介していきます。まずは「知る」ことから始めましょう。そんなものがあるんだーと知ると、何かのきっかけで、あれってこれでできるんじゃ?となります。そうなったら、儲け物です。
①Power Query
いきなり、謎の単語が出てきましたね。でも諦めるのはまだ早いです。これは、Excelに標準搭載されている機能の1つです。
詳細はMSのHPをご確認いただければと思います。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-query/power-query-what-is-power-query
これを使うと、特定のフォルダにCSVデータを入れるだけで、自動でデータを取ってきて結合してくれます。計測データなどCSVで数字をみるなんて苦行できませんよね。グラフ化してみて、データも随時更新させちゃいましょう。
こんなイメージです笑
②PowerBI
PowerBIはよりビジュアライズ(可視化)や、共有ができるようになるものです。粘土職人がロボットになるようなイメージです。
結論:知るから全てが始まる
とにかく知りましょう!